日本酒の季節商品

【ひやおろし】の特徴さえ分かれば、飲み比べやおつまみ選びが超楽しい!

こんにちは、みさとにしきです。

先日20代の女子スタッフに「ひやおろし」(秋あがり、とも言われます)の説明をしたところ「わかりやす~い!」と、お褒めのお言葉(笑)を頂きましたので、こちらでもその説明をしたいと思います。

飲み比べが楽しいこと、食べ物との相性のこと、おすすめのひやおろしなど、すぐにでも「ひやおろし」が飲みたくなること間違いなし!

というわけで、日本酒の「ひやおろし」とは・・・

「ひやおろし」の意味と特徴、飲み比べの楽しみ方を詳しく解説します。

二世古秋あがり

日本酒には季節商品がいくつかあります。
「ひやおろし」や「秋あがり」はその季節商品の中でも、群を抜いて人気があるんです。
それはなぜかというと・・・

まず、出来たての日本酒は「新酒」「しぼりたて」と呼ばれて、その年に出来たばかりの新鮮な日本酒のことを指します。早ければお正月、一般的には春頃に出回る季節商品です。

新酒しぼりたて

この「新酒」に1回火入れ(加熱処理)※1 をしてから蔵内で約半年寝かせ、秋頃に出荷されるのが「ひやおろし」です。
※1 1回火入れ(加熱処理)

時間を置くことで瓶の中でゆっくりゆっくり日本酒は熟成されるのです。

人間で例えるなら、「新酒」は生まれたばかりの赤ちゃん。

新生児

「ひやおろし」は時を経て成長した大人。

振袖

人間は年を重ねるごとに個性が出たり、主張したり、優しくなったり、キレイになったり・・・と、人それぞれに味わいが出てきますよね。

日本酒も同様、時を経て育った蔵の温度管理や保存状態によって個性が出たり、主張したり、まろやかになったり、深みが出てきたり・・・それぞれ味わいが違ってくるのです。

なので「ひやおろし」は個性派ぞろい!
それぞれの成長もしみじみと味わうことができます。

これが人気の理由の一つなんです。

飲み比べ

色々な蔵の「ひやおろし」を並べて飲み比べたり、1年を通して同じ銘柄の季節商品を飲むことで飲み比べたり、1種類を、1日目・1週間後・1か月後・・・という飲み比べも楽しいです。(味が変化しますよ。)

(日本酒には基本、賞味期限がないので、冷蔵庫に入れておけば大丈夫です。)

「ひやおろし」の意味は諸説色々ありますが、涼しくなる時期に出荷(卸す)されることから「冷や卸し」→「ひやおろし」ともいわれます。

秋に出来上がったお酒なので「秋あがり」と呼ばれることもあります。

「ひやおろし」
「秋あがり」
・・・・・・・・・・いい響きだなぁ~

「ひやおろし」は旬の料理と合わせて味わうのがベストです。

実りの秋は色々な食材が旬を迎えます。

ここで、「ひやおろし」に合う旬の食材を使った簡単レシピをご紹介します。

【チーズとろとろナスチーズ】
食べやすく切ったナスを、たっぷりのオリーブオイル(サラダ油やごま油でもOK)をひいたフライパンで焼きます。
火が通ったら、チーズ(ピザ用、とろけるなど)をからめてお皿に盛ります。
鰹節とネギをふりかけ、お醤油をかけていただきます。


お酒のつまみに♫チーズとろとろナスチーズ by みさとにしき

なすチーズ

【さんまの塩焼き】
秋の味覚の王様ですね。
ところで、内臓は食べる派ですか?食べない派ですか? 
さんまの塩焼きの内臓のほろ苦さと熱燗はよく合うそうです。
ちなみに私は食べない派です(苦笑)

(レシピじゃなくて、すみません・・・)

秋刀魚塩焼き

【鮭のチャンチャン焼き】
(味噌だれが決め手です。)
基本ダレ☆味噌大4 酒大2 砂糖大1 醤油大1 おろしにんにく・ショウガ適量

☆材料全て合わせて混ぜておきます。
(バターや豆板醤・めんつゆなどを足してオリジナルを楽しんでください。)

少々の油(バターおすすめ)をひいたフライパンで生鮭の切り身、キャベツ、玉ねぎ、キノコ類などお好きな野菜を入れてさっと焼きます。

味噌だれを入れてふたをして蒸し焼きにして火が通ったらできあがり。


全材料をアルミホイルに包んでホイル焼きでもOK。

鮭ホイル焼き

お味噌の香ばしいニオイだけで飲めます(笑) 

【番外編 チーたらレンジ】
スーパーやコンビニなど、どこにでも売っている「チーたら」をクッキングシート(←コレ重要)に並べて500Wで2~3分。(少し茶色っぽくなってきたらOK)
サクサクのチーたら出来上がり。

チータラレンジ

コレ、大好きなんです。(画像は3分でちょっと焦げちゃいました)

約半年の熟成期間を経た「ひやおろし」は、口当たりがなめらかで味わい深く、食材にそっと寄り添ってくれる料理の良きパートナーのような存在なんです。

脂の乗った魚介類やお肉、チーズやお味噌を使った料理など、幅広い食材との相性がとってもいいんです。
ぜひお試しください。

「ひやおろし」おすすめの銘柄3選。

日本酒好きなお父さん、おじいちゃん、お世話になっているあの方へ。
送ると喜ばれる事まちがいない「ひやおろし」。
私が勝手に選んだ2020年のおススメの3銘柄を選んでみました。

日本酒ひやおろしみむろ杉

【みむろ杉 ひやおろし】奈良県 今西酒造

「すべてはお客様のうまい!のために」をコンセプトに造られています。
半年間5℃貯蔵で熟成。とにかく口当たりがまろやかでなめらか。
ほんのりとメロンのような香りがします。
喉元をスムーズに通り過ぎ、淡く消えていく。
飲むたびに「旨い!」と唸る日本酒です。

日本酒ビギナーにも人気のお酒です。

日本酒ひやおろし開運

【開運】静岡県 土井酒造

穏やかな香り、口当たりに厚みと上品な透明感があり、山田錦の旨味を存分に引き出しています。
明治5年創業以来の伝統を活かしつつも、最新の酒蔵設備を導入し進化し続けている酒蔵です。

日本酒ツウの方に喜ばれるお酒です。

日本酒ひやおろし春霞

【春霞】(はるがすみ)秋田県 栗林酒造

香りは穏やかで控えめです。
口に含むとじわじわとゆっくり旨味が全体に行き渡ります。
ぬる燗にすると、炊き立てのご飯のような旨味が口いっぱいに広がります。
イカの塩辛など塩気のあるおつまみが、きっと恋しくなるでしょう。

毎日晩酌をする方におすすめの一本です。

上記以外にも「ひやおろし」「秋あがり」はたくさんあります。
スーパーや日本酒専門店、インターネットでも購入できます。
ラベルや説明書きなどに「ひやおろし」「冷おろし」「秋あがり」と記載されているものを選んでください。

人気銘柄はすぐに売り切れてしまうこともありますし、時期を過ぎると購入できませんのでご注意くださいね。

日本酒は一年中どの時期も飲みまくっておりますが、やっぱり「ひやおろし」は格別です。

ただ「新酒」のピチピチしたフレッシュ感がお好きな方にはあまりおススメしません。
しかし、「新酒」にはない熟成感を楽しめますので、この機会にチャレンジしてみて損はないと思いますよ。

じっくりと日本酒を味わいたい方、秋の食材と合わせて楽しみたい方、日本酒好きのあの方へのプレゼントを考えている方・・・

「ひやおろし」おすすめです。